マレーシアのペナン島旅行でまた食べたい!美味しいニョニャ料理が食べられるお店をご紹介します。
ニョニャ料理とは
プラナカン文化に根ざした料理のことで、15世紀頃からマレーシアやシンガポール、インドネシアへ移り住んだ中国系移民と、現地のマレー系・インド系の人々との間に生まれた人々のことを「プラナカン」と言います。
女性を「ニョニャ」、男性を「ババ」と呼び、家庭料理を「ニョニャ料理」と呼ぶようになりました。
マレー料理の香辛料やハーブ、インド系のスパイスを使い、中華料理の炒める、蒸すなどで調理されます。
ココナッツミルクやカレー風味のスープ麺「ラクサ」もニョニャ料理です。
Moh Teng Pheow Nyonya Koay
お店は路地を入った突き当たりにあります。
ここがお店?と思わず戸惑いましたが、どうやら昔のままの建物みたいです。
1933年創業の、100年近く続く歴史ある老舗店です。
外観に描かれたアートを見るのも当時の様子がわかって楽しいです。
昔は頭の上にタライを載せたり、棒で担いだりしてお菓子や料理を売り歩いていたんですね。
店に入ると、左手に昔使われていた竈門が置いてありました。
お店の手前は厨房になっていました。
大きなオーブンがありましたが、オープンエアーなので料理中はかなり暑そうです。
蒸し料理用の調理場もあって、調理道具は年季が入ってよく使い込まれていました。
2023年と2024年、2025年のマレーシア版ミシュランガイドに選ばれています。
味に期待できそうです。
持ち帰りの人はショーケースの前に列ができているので、ここに並んで買います。
ここで実物を見てから注文するのもいいですね。
クエ(色鮮やかな伝統菓子、もち米、ココナッツ、パンダンリーフを使う)が人気がある店というだけあって、クエの種類が豊富でした。
1個単位で頼めるので、どんな味かいろいろ試せていいですね。
種類が多すぎてよく分からなかったで、とりあえず、よもぎ餅のようで美味しそうに見えたKuih Koci (2.2R)を頼みました。
パンダンリーフで色付けされた団子の中に甘いココナッツフレークが入っていました。素朴な味で美味しいです。
ゆかこはChai Tau Kuih (0.6R)にしました。甘じょっぱい味がしてお菓子というよりもおかずのようでした。
お菓子といっても甘すぎないので、いくらでも食べられそうでした。
ご飯系も美味しそうだったので、Nasi Ulam (10R)、Laksa (7.5R)、Kuih Pie Tee(10R)も注文しました。
Nasi Ulamはハーブと塩漬けした魚のフレーク、干しエビがたっぷり入っていてサラダライスといった感じでした。コブミカンのいい香りがして、食が進みます。
Laksaはタマリンドが効いた甘酸っぱい味で、太くて短い米粉麺が入っていました。こちらもあと引く味で、クセになります。
Kuih Pie Teは、パリパリしたタルト生地の中に優しい味で煮た大根やにんじんが入っていました。クセがなく食べやすくいくらでも食べられる料理でした!
コーヒーや紅茶、ジュースもありました。
ホームメイドレモングラスジンジャー(5R)が気になりました。
1階は席数が少なく、すぐに満席になっていました。
2階に上がると広々したスペースで食べられます。
壁に飾ってあるレトロな食器がかわいいです。
最初はクエだけを食べるつもりでしたが、あまりに美味しすぎて!食事系のニョニャ料理もたくさん追加していただきました!
プラナカンの伝統的な家庭料理がお手頃価格で食べられ、創業以来変わらない味を楽しめて、またすぐにでも食べに行きたいお店でした!
ニョニャ料理は日本ではなかなか味わえない、マレーシアの多文化的な歴史から生まれたユニークで魅力的な料理です。
マレーシア旅行へ来られたらゼヒ一度は美味しいニョニャ料理を味わってみてください!
おすすめポイント!
- 味に深みと旨みがある
- めずらしい料理
- ご飯もスイーツも楽しめる
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